新築もリフォームも住んでから悔いを残さないように先ず此処から

茅葺き屋根とオール電化

高気密住宅でガスは燃焼しません

私達は、樹脂のスプレー発泡により、外部からの気温、湿気などの影響を完全に防ぐ事で、真の断熱住宅を構築する機会を得て現在の「ファースの家」の原型が出来上がりました。

現代社会では、茅葺き屋根の家を住宅地域で行う事など出来ないのです。

消防法や建築基準法などの法的規制、それに萱材料の入手が困難で更に職人がおりません。

純粋な茅葺き屋根を再現する事は叶いませんが、その思想を新建材で上手に工夫して生かす事が出来ました。

開放の思想を生かすために、構造体や内装部材を完全に循環する家屋内の空気に触れさす構造としました。その上で、湿気や気温が激しく上下する外気温からの影響を断じるための断熱、気密層の構築で可能となりました。

ところが、このような超高気密の家の内部では、ガスや石油が燃焼いたしません。勿論、大型の換気扇を稼動しても燃焼しないのです。それは、気密性が高いために、換気扇を稼動させても、家屋内が負圧状態(真空状態)となり、換気での排気が出来ないのです。

この時に窓を開けたり、吸気を行えば燃焼しますが、乾燥した冷たい空気を入れない、湿気の多い蒸し暑い空気を入れないための、気密を高めた意義を逸してしまいます。

つまり、必要最小限の換気量を保持する必要性があり、燃焼ガスを発生できないのです。即ち、高気密・高断熱住宅は必然的にオール電化とならざるを得ないのです。

調湿と空気清浄にスカットール(シリカゲル)を採用
スカットール(シリカゲル)

スカットール(シリカゲル)

茅葺き屋根の家のように、年間を通じて家屋内の調湿をはかるためには、家屋内で発生する生活発生水(家族一人当たり1日、約10リッターの湿気を出すと言う)を家屋内に溜め込む必要があります。着目したのが乾燥剤のシリカゲルです。シリカゲルはガラスを生成する段階で多孔質に処方したもので、1000万分の1mmという極めて細かい穴が無数に開いています。この穴に湿気を閉じ込める作用を利用したのが乾燥剤です、湿気を閉じ込めてあると言う事は、そこに湿気が存在するという事ですから、必要に応じてその湿気を放出するように出来ないかと考えました。

多孔質のシリカゲルの穴の大きさをほんの少し大きくする事で、湿気を吸ったり吐いたりする事が出来るようになりました。この工法は特許登録されています。

空気循環で換気と結露防止、温度ムラを防止

「ファースの家」は天井裏(小屋裏と天井裏を樹脂断熱で完全隔離構造)の空気を送風機でパイプを通じて床下に押し込みます。

これで床下の気圧が高まり、天井裏の気圧が低くなるため、押し出された床下の空気が家の外周だけに開放したインナー通気を伝って循環します。この空気循環装置に熱交換式換気扇で取り込んだ新鮮空気を混在させ、床下で空気調整を行った後に、壁に設えたレジスターから各部屋に供給させるようになっております。

床下に敷き込んだシリカゲル(ファース専用部材はスカットールと言う)は家屋内で発生した余分な湿気を吸着し、それでも吸着仕切れない場合、湿度センサーが稼動して機械で強制的に外部に湿気を除去していまいます。また、家屋内が乾燥状態になった場合、スカットールが抱え込んだ湿気を家屋内に放出する作用が働き、調湿が出来るようになりました。

この構造体の中を循環する空気よって、床下と天井裏、それに家屋内の各部屋は勿論、殆どの空間がほぼ同一の環境を保持させる事になります。

このため、低温部分や高湿度の部分が出来ないため、内部結露を防止する事が出来るようなりました。また、無垢の木材や珪藻土、漆喰などの自然素材も循環空気によって、家屋内にその効能を有効に発揮できるようになり、完全に茅葺き屋根の機能、性能を新建材で具現化する事が出来るようになったのです。

スカットール(シリカゲル)は空気洗浄して綺麗にする

スカットール(シリカゲル)は湿気を吸着する際に、その表面を無数に覆った水酸基を言われる細かいトゲに空気中の有機ガスを捕まえる科学吸着作用を起こします。

この空気清浄の技術は、茅葺き屋根の思想を超越した現在の革新的な技術によるものと自賛しておりますが、「ファースの家」のユーザーさんが、深呼吸は家に入ってからと、意味深な言葉を発する意味がこの作用にあると思われます。

このような、調湿機能、空気清浄機能、温熱安定性能を充分に発揮させるには、計画換気が出来るオール電化のみに成立する住宅工法と言う事になります。

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