「NPO住宅110番・相談回答集」ファース本部代表・福地脩悦回答分

【カテゴリー】工事ミス・トラブル

外壁のひび割れについてアドバイスください

【投稿者】<東京都・Nさん>

【質問】
 5年前に東京のある、準防火地域に、在来工法のモルタル2階建ての建売を買いましたが、すぐにひび割れを発見しました。雨漏りも、外壁の割れから起こり修理してもらいましたが、5センチ角ぐらい壁を落とし、そこにシリコンを入れただけです。つい最近も外壁の一部が10×1センチほど落下してしまいました。建築確認書でも20ミリと、モルタルの厚みが書かれているのですが、7ミリ程度しかありません。業者は、そのぐらいはふつうですよ、いまさら直せないと言いますが、欠陥ではないのでしょうか? どのような法律にふれますか? 直せますか? アドバイスください。
 ほかにも、火打ち土台が入っていません。業者は初めは入っていると言っていましたが、入っていないことを知ると柱を太くしているので問題ないと言います。もし、欠陥だとしたらどのように直せますか?

【回答】
 準防火地域に7ミリしかないモルタルだけなら、建築基準法施行令に抵触することが考えられます。しかし、物理的に7ミリの厚さでモルタルを仕上げるのは不可能と思われます。モルタル1回塗りで最低7〜8ミリくらいの厚さになりますから2回塗りで15ミリくらいになるのが普通です。15ミリで準防火地域における最低の厚さ(地域や下地材仕様によって異なる場合がある)ですから、2回塗りでぎりぎりです。1回塗りのモルタル仕上げ(石灰、漆喰、土壁も含む)の場合は、その下に防火仕様の下地が施されている場合があり、その仕上げ部分が剥げ落ちるということもあります。調査してみてください。その状態によって補修の仕方が異なってきます。改修費用の問題がなければ、改修工事の方法はいくらでもあります。
 火打が入っていないということですが、土台部分の火打は基礎の仕様で無意味になる場合、床下地材に応力を持たせる構造などもあり、一概に手抜きと断ずることはできません。どちらでもない単純な手抜きの場合は、今からでも補修をさせるべきです。

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