高気密・高断熱性能は、家における性能の一部でしかありません。
家は高気密・高断熱にするほど、その性能に伴った様々な仕様が求められます。
何のために気密をはかるのか・・・。
室内の上下温度差、部分温度差を無くし、断熱材の乾燥状態を維持して断熱劣化を抑え、省エネ性と快適性、高耐久性などが目的です。「ファースの家」は、更に家全体の室内湿度(木材の含水量も含め)を一定にするために気密性能を維持しております。
寒冷地で気密は寒さ対策に必須の性能です。暖房時に隙間から暖かい膨張した空気が逃げ出し、冷たい空気と入れ替わるために寒い家となるからです。
温暖地で気密を行うのは、梅雨や夏場の大量の湿気含んだ空気を入れないくらいのレベルの気密対策が必要です。この夏場の湿気の含んだ空気、冬場の乾燥した空気を入れないほどの気密性能は、ポリフィルムを挟み込んだ程度で確立されません。
我々は何十年にもわたり、様々な気密手法を検証して参りましたが、家全体をシームレス状に断点の無い気密層をつくるには、樹脂の現場発泡(平成5年、国内で最初のスプレー発泡の気密評定を交付される)による手法が有効であると言う結論に達し、今まで多くのバージョンアップを行って参りました。
しかし、気密を高めれば室内空気が汚染されます。だからと言って換気を必要以上に多くすれば、室内環境が外気温に影響され、温度差をなくする事が難しくなります。
換気量を最小限に抑え、導入した空気の湿気を一定にすると同時に有機ガスを除去してマイナスイオンを発生させ、サラサラに洗浄した空気を家全体に供給させます。
どんなに断熱材を厚くしても隙間があれば暖かい家になりません。どんなに気密をはかっても断熱材が薄い場合、日射熱を室内に取り込んでしまっては涼しい家になりません。
夏、冬と快適な居住空間、省エネ空間をつくるには、気密と断熱の性能が合間って必要なのです。温暖地においてその気密と断熱性能を向上させると室内に取り込んだ熱や内部で発生した熱を逃がしません。今度は冷房省エネに逆行することにもなります。
この夏場の冷房対応をしっかりとシステム化した住宅工法は、このファース工法しか存在しておりません。先ず、窓に機能を持たせました。ガラスにコーティングしたLow−E機能により、夏場の太陽高度の角度を活用して日射熱を遮蔽します。
天井裏に設置した専用エアコンを稼動させ、天井裏を均一な温度にして、その空気を床下に送り込み、家の外周の壁体内を上昇させて構造体を一定温度にキープ致します。
天井面、壁面、床面から輻射熱(熱波長)で熱が放射されるため、冷えた空気を身体にあてる冷房と全く異なるクオリティの高い冷房空間をつくります。また気温30℃になっても湿度を低く抑えているため涼しく感じます。
更にエアコンの効率を増加させるため、エアコンを6月から9月まで自動稼動させます。
エアコンが温度環境をサーチしながら、自動的にもっとも節電出来る稼動モードで運転するため、エアコン停止を行う事なくシーズン連続で驚くほど安価な冷房費用となります。
また暖房費用も安価な深夜電力を活用した蓄熱暖房器で、エアコンの苦手な0℃から15℃までのベース温度をつくり、最も得意な15℃から23℃までの温度エリアで稼動させるため、シーズン連続稼動でとても安価な暖房費用となります。
こうした、気密、断熱、換気、空気浄化、専用エアコン、窓ガラス機能、調湿機能などが相互に役割を担っております。
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