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株式会社福地建装 代表取締役社長 福地 脩悦

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住まいと電化の連載コラム「高性能住宅の真実」

次世代エコ電化住宅とは【エアコン編】 「住まいと電化」 2012年9月号

極めて貴重な電気エネルギーを
燃焼ガスを発生させる機器を用いると、外気から酸素を供給して燃料を燃やし、その燃焼ガスを排出する必要があります。この燃焼機器の吸排作用で残ったエネルギーがどれだけ暖房熱として取出せるかが燃焼効率と云う事になります。
燃焼効率は、その機器の稼働状況でも大きく異なります。例えばFFストーブの場合は、一定条件で90%もの燃焼効率で稼働させることが出来ます。
石油1リッター約100円の燃料を燃焼させると9500wの熱を出します。
この90%の燃焼効率だと8500Wの出力が見込めます。
電気料金1kw(1000w)あたり23円で計算すると電気の方がはるかに高額なエネルギーと云う事にもなるのでしょう。
そもそも石油を燃焼させて水蒸気を作ってタービンを回して発電し、それを送電線で送電し、私達の家庭まで届けるには、変電所や配電設備を経由します。
私達が何気に使用している電気エネルギーは、とても貴重なエネルギーだと云うことを再認識する必要があります。

ところが電化住宅は、便利さ、清潔さ、安全さなどだけが評価され、いつしか家中を電気機器だけで埋め尽くす家をオール電住宅宅と云うようになりました。
私自身が電化住宅を創設した昭和60年当時は、電力需要が激減する深夜の発電余剰設備がとても大きかった時代でした。
この深夜帯電力を活用することで安価に電気を使用出来る使用者側のメリットがあります。一方、深夜帯電力の活用は、微小稼働発電で低下している発電効率を改善出来るようにもなります。
つまり発電供給側と活用側双方のメリットがフィットしたことが、電化住宅を急成長させた要因であったように思われます。
3・11以後、私達は、電力の貴重さをいっそう再認識させられました。
電化住宅は深夜帯電力の有効活用から、エネルギー消費効率(APF)向上のための時代へと移行して参ります。この電気エネルギーは、機器性能と家の性能、それに使用方法を合わせることで、石油やガスよりも省エネで安価に使用できることを本誌7月号に記載しました。

冷暖房と内断熱工法と外断熱(外張り)工法の違い
一般的に壁の中にグラスウールを充填する方法や軸組みに断熱材を充填したパネル工法を、内断熱工法と云っております。
昨今は、この内断熱材の外側に付加断熱と云われる硬質系の断熱板を張り付けた工法が多く採用されるようになりました。
グラスウールやロックウールなどは、乾燥した空気を静止させることで断熱効果を発揮します。この乾燥状態を長期的に保持する事がとても難しいのです。しかし、この付加断熱手法でグラスウールの外側が露点温度にし難くなります。また、内断熱の場合は、断熱材の4・5倍も熱を伝える柱、間柱、桁、梁などが外皮部分の30%程度にも及び、ヒートブリッジ(熱橋)の要因ともなります。
付加断熱手法は、このヒートブリッジも軽減させて断熱効果を安定させます。

内断熱工法は、内部に構造材などの蓄熱部材が少ないために、冷暖房熱が室温に、速やかに反応することも特徴のひとつでしょう。
最近のエアコンのように人が居なくなると自動停止する装置とか、人の居場所にスポット的な冷暖房をする装置には最適の工法と云えます。
一方、構造体の外側に断熱層を持った外断熱工法は、完全に構造部材を外側から包み込んでしまうためにヒートブリッジの要因がありません。
断熱材の内側の構造部材や内装部材が室温と同等となり、多くが輻射熱として放熱するためクオリティーの高い冷暖房空間をつくることが可能となります。
したがって内断熱と外断熱とを比較して、どちらが有利かと問われたら温熱環境的には、外断熱工法が良いと答えることになるのでしょう。
ところが、冷暖房に関して言えば、暖房機から温熱、エアコンから冷熱を放出しても、床、壁、天井面の部材を通じて構造部材に熱を吸収されるため、室温に反映されるまでは相当の時間を要することになります。
完全な外断熱の場合は、例えばエアコン暖房で気温5℃の室温を22℃まで上昇させ、床、壁。天井面がほぼ同温になるまでに3日間程度も要してしまいます。
このような完全外断熱工法を行った場合、冷暖房装置はインバーター機能を用いて自動稼働モードにしておく方がはるかに省エネとなります。
但し、外断熱工法は、高い施工技量が伴います。断熱材の継ぎ足し部分の壁と床の取り合い、壁と天井、或いは屋根との取り合い、三次元の取り合いなど、施工的な難易度を克服出来てこそ、エアコン自動モードが生きてきます。


後記タイトル
・嫌われるエアコンのドラフト現象と省エネ稼働
・節電しながら真夏を乗り切るには
・従来の家に通気と断熱を

「住まいと電化」8月号掲載内容です。
続きは書店にてお買い求め下さいませ。

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