高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

スタッフブログ

毎日ひと言ずつスタッフが交代でコメント!
久保田 公明のコメント一覧
2022.02.08

伸縮する素材

先日クロスの隙間は何故、起きるのかとの連絡を戴きました。
木造住宅の場合、木材の状態によっては家が建った後も乾燥・収縮が続いたり、周辺環境によっては水分を吸って膨張する場合もあります。
この木材には石膏ボードが施工され、石膏ボードにはクロスを貼り、内壁が出来上がります。
乾燥・収縮を繰り返す事で木材は動き、クロスの角(入隅)や建具とクロスの取り合い部などの隙間は出来ますが、クロスに塗られた糊が乾燥する事でクロス自体も収縮するのです。
温熱環境にもよりますが、この乾燥・収縮は数年で落ち着くと思われます。
費用は掛かりますが、クロスの隙間はクロス屋さんによる補修やDIYで補修する事も可能ですので、気になる場合はご検討下さい。
今のところ積雪は少ないのですが朝晩の外気温は-10℃。
今年は「何故か部屋が暖まらない」と感じている方は機器の故障を疑う前にエアコンのフィルター清掃を行ってみて下さい。
エアコンは吸い込んだ空気を吹き出しますのでフィルターが目詰まりしていると、エアコン本体の周辺だけが暖まりすぐに設定温度に達し、空間全体に暖気が行き届かない事が想定されます。
特に小さなお子様が活発に生活されているお宅は埃が舞い上がりエアコンに吸い込む事も考えられますので、お休みの時にでもフィルター清掃をお願い致します。
弊社は1月7日金曜日より通常営業となりますので、来年もどうぞ宜しくお願い致します。
2021.11.25

結露及びカビ

先日、結露及びカビが酷いとの連絡を戴きました。
去年との比較をしても特段、変わった様子もなかったため雨漏りや水漏れ、排水漏れを疑い天井裏や床下を確認しましたら、エコキュート下部からポタポタと水漏れを起こしていました。
このお宅はこれから、水漏れがエコキュート本体からなのかエコキュートとの繋ぎ口が原因なのかを調査していく事になります。
天井裏は換気扇のフィルター清掃やクリーンファンネルのフィルター交換などで年、一回は上がる事があると思われますが、床下に関しては今回のように異常が起きてからしか確認する事がありません。
異常は気づかぬうちに甚大な被害を発生させてしまう恐れもありますので、定期的に床下の状況も確認するようにして下さい。
2021.10.20

天井裏空間

エアコンや熱交換式換気扇のメンテナンスを容易にできるよう、天井面には収納梯子が施工されます。
天井裏では150Φ及び100Φの断熱ダクトが外壁面や機器と繋がり、配置計画次第ではダクトの下を潜ったり上を跨いだりしなくてはなりません。
先日、大きな平屋住宅にダクトを施工しに行ってきましたが、ここはエアコンメンテナンス用と熱交換式換気扇メンテナンス用の2台の収納梯子が施工されておりました。
用途により、天井裏へ上がる収納梯子を使い分ける事が可能なのです。
天井裏の高さが高い場合は特に気になる事はありませんでしたが、高さが低い場合は2台の収納梯子をお勧めします。
先日、北斗市にてAIキットを施工してきました。
今回の物件は大きな、大きな平屋住宅です。
建物の規模によりサイクルファンの台数は異なりますが、ここは3台のサイクルファンでエアコンからの暖気が電子式集塵フィルタを内蔵したクリーンファンネルを通り床下へと送り届けられ、壁の空気層を通り、天井裏へと行き着きます。
これにより、床材や壁材、天井材からの輻射熱で生活空間が暖まり、温度差の少ない快適な環境が維持されるのです。
このあと七重浜、新函館北斗駅近くと北斗市で2件続きますが、どのような配置計画になるのか今から楽しみです。