高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

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2024.04.25

外部タイル土間部分の目地に白華現象・割れ

質問者/さとうきび

新築工事の際に施工してもらった広さ10?弱(おおよそ1mx10m)のタイル土間の目地で、白華現象や割れが生じています。
施工は一年半前ですが、年末までは白華・割れともになく、この年明けぐらいから発生し始め、今では、目地全体のおおよそ半分に白華や割れが見られます。
割れは、タイルと目地との間にスキマがあったり、目地そのものが割れていたり、長いものでは7〜8mほど連なっている所もあります。
美観を損ねている白華は、タワシで擦ればある程度取れますが数日後にはまた発生してキリがありません。

お聞きしたいのは、
・どういった処置をすれば、白華の発生を出来るだけ抑えることができるのでしょうか。
目地に浸透性防水剤を塗布する、とどこかで見たことがありますがこれは有効な処置なのでしょうか。
・何もしなくとも、いずれは発生しなくなるのでしょうか。
・冬の夜間に稀に氷点下になることがあります。割れやスキマから入った水が凍結すると、より被害が大きくなるのでしょうか。
・施工後一年半程度で多くの目地にスキマや割れが生じるものでしょうか。このスキマや割れ、多くの箇所で白華が発生していること、これらに対して、施工側に何らかの補修を要求できるものでしょうか。

以上、アドバイスをよろしくお願い致します。
白華現象については仰せのような防水剤の塗布でかなりの効果が期待できます。しかし白華現象はモルタル内部のカルシウムなどの化学変化で生じるもので完全に抑えると事がとても難しいと思います。

本件の写真を見ると平面部と立ち上がり部分に隙間が見えます。
この隙間は白華現象と無関係と思われます。
施工の際の様々な環境や状況に不具合があった場合、或いは施工後に突きあげ衝撃など、何らかの力が生じた事も思慮されます。

経過した年数に関係なくこのような事象は発生する場合があります。
上からタイル表面を軽く叩いてみると剥離している場合、鳴る音が異なります。剥離していない場合は防水剤の表面処理で対応できます。
剥離している場合は、タイルを取り外して下地をしっかりと処理し、接着性の強い素材で補修する事になります。
業者者さんに対して丁寧に要請してみてください。