高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装
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お知らせ

2013.09.13

今一度、オール電化住宅とエコ住宅を思考してみては

昨今は「オール電化住宅が苦境に」などの見出しの記事が多くの新聞に載っています。
各電力会社は、かなりの幅での電力料金の値上げを行っていることに他なりません。
ファース本部のある北海道電力も9月1日より値上げ料金を実施しました。
ところが一般家庭向けの値上げ幅が平均4.72%に対し、オール電化向けの値上げ率は16.83%と3倍以上も大幅値上げとなりました。

北海道管内で、このオール電化住宅は全世帯の7%、約20万戸になっています。
そもそもオール電化住宅は、原子力発電が稼働することで深夜帯の電力が余剰して、捨てざるを得なかった電気エネルギーで蓄熱や貯湯しようする合理的な方法でした。
3・11の原発事故後、その原発が稼働させられない状況が続いております。

深夜になると工場が停まり、照明も消されるため電力需要は必然的に少なくなります。
原発の場合は需要が減ったとしても供給量の調整はとても困難なのです。
その余った電力を安価に供給することは、消費者と供給者双方の利益に叶っていました。
しかし、その原発が停止しますとその分の電気を火力発電で補います。

原発停止後は、既存の水力発電、火力発電に加え、ガスタービン発電などで需要に応じています。
この石油やガスの殆どが海外輸入しており市場経済は、需要が増えると価格が上がる作用が働いています。

あるオール電化住宅ユーザーさんは、光熱費が安くなると言うことで設置費の高い電化住宅にしたのに「騙された気分だ」と不満をあらわにしています。
確かにオール電化住宅向けの電力料金は値上がりしますが、他の石油やガスも等しく値上がりしています。

オール電化住宅の電力料金の値上がりは価格メリットを減退させますが、クリーンさ、安全性、扱い易さ、機器寿命などの特徴も加味する必要がありそうです。
私達が供給している高性能オール電化住宅は、微少電力で冷暖房が可能となっているため、今回の料金値上げは、特別大きな負担増になっていないようです。

ともあれ9月になると朝夕の冷え込みが厳しくなり暖房準備の時季となりました。
住宅の温熱性能を向上させると、家庭に送られる電灯やテレビなどの電化機器を省エネタイプにすることで得られるような僅かなエネルギーで冷暖房が可能となります。
知恵と工夫で厳しいエネルギー事情を乗り切って行くことになります。