高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

結露と換気の問題

窓の結露や壁のカビ、床下の換気の悪さなど

2018.12.17

この程度は結露の内に入らない?

質問者/北海道函館市・H・Kさん(40歳・男)

 2年前に住宅を新築しました! 高断熱・高気密で、熱交換換気による24時間換気で、蓄熱暖房のオール電化住宅です! 冬場の外気温が下がり気味(-7~8℃以下)のときに、サッシのFix部分のペアガラス(Low-e)の下部分に1~2センチ程度の結露が出ることがあります。朝の内だけで、カーテンを開けておくと昼くらいまでには自然に消えています。リビングの床から2メートルくらいのサッシに出ることが多く、あとは脱衣場です(これは除湿器を置いてますが、洗濯物を干しているので仕方ないかなと思う)。
 工事を施工した担当者は結露はしないと言っていました。いろいろなハウスメーカーや工務店のHP等を見ても結露をしないと書いてありますが、私の書いた程度の結露も全くしないものでしょうか? それとも、この程度は結露の内に入らないものなのでしょうか? 私が気にしすぎなのでしょうか? 
 追伸、ひどいときにはサッシ樹脂部分の下端のほうでも結露していることがありました。
 結露しない家はありません。そもそも「結露しません」などとPRする工務店やハウスメーカーが存在する限り、日本の住宅のレベルの低さを象徴しているようなものです。
 住む人に健康な湿度を維持すれば、どんな高性能のサッシを取り付けても外部の温度次第で結露が発生します。例えば、20度の室内で湿度が80%のときの露点温度(結露が始まる温度)が約16度です。つまり、わずか4度低い部分に結露が生じます。このような場合は、外部温度によっては必ず窓に結露を生じさせます。同じ室内で湿度が50%のときは9度が露点温度です。この場合でも、外部がマイナス10度以下になれば窓に結露が生じます。同じ部屋で湿度が30%台になれば露点温度が3度になるので、結露が生じることはありません。しかし、この状態は完全に過乾燥と空気の乾きすぎで、風邪の菌(ウィルス菌)などが猛繁殖し、住む人にとって極めて不健康な家となります。
 本件のような結露の生じ具合は、家の性能とライフスタイルがフィットした、適切な状況であると思われます。施工者の説明に知識不足を感じますが、出来た家の性能は適切な機能を持っているといえるでしょう。安心して大丈夫です。