高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

設備や内装一般

暖房や電気湯水器、トイレの配管など

2009.01.17

暖房方法で悩んでいます

質問者/秋田県能代市・あとむさん(会社員・29歳・男)

新築(40坪くらい)を考えています。が、暖房方法で悩んでいます。寒い地域なので、できれば家中が暖かい全館暖房を漠然と考えていますが、暖房費の面で不安があります。また、日中(共働きのため)家に誰もいない状態で暖房しているというのも少し無駄のような気がしてしまいます。かといって寒い廊下、トイレは避けたいのです。
 また、オール電化がいいのか、そうでないのが良いのかも決めかねています。人によってオール電化が良い、良くないと内容が異なってしまい、何を参考にしたら良いか混乱しています。良いアドバイスを頂ければと思います。
暖房の手法は家の性能で選択する事が肝心です。気密性能のない普通の家なら石油式FF暖房器が最も経済的です。通常暖房は空気を暖めて、その空気を居住者の身体に当てて暖を取るように思われています。特別な性能を持たせない住宅はそのような暖房方式となります。しかし、暖房した暖かい空気の当っている身体の部分と当っていない身体の部分に10度以上もの温度差が出る場合があります。
 家の断熱性や気密性を持たせる事によって、暖められた空気で、床、壁、天井が暖まり、その表面から熱が反射してきます。この熱の事を輻射熱(遠赤外線)と言います。暖房のクオリティーが異なります。
 このような高性能の住宅は全館、24時間暖房、冷房を行ないます。これは暖房している部屋と、していない部屋の界壁材料に含水量が増加して、カビの胞子が発生てのハウスダスト防ぐ目的があります。また、構造体の温度を1度上昇させる(冷やすも一緒)には、空気を暖めたり冷やしたりするために必要な熱量の900倍も熱を使用するため、連続冷暖房の方が経済的になるからです。
 このような高性能住宅では燃焼機器を用いるより、オール電化方式にした方が、多方面において消費者にメリットが出てまいります。悔いの残らない家づくりを行なってください。