高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

構造・建材について

断熱性や防音性、構造の強さなど

2009.08.20

基礎を残して地盤が下がった 2008.08.22掲載分

質問者/長崎県諫早市・KAさん(会社員・44歳・男)

 2年前に新築しました。軟弱地盤であったため鋼管杭で地盤改良し、ベタ基礎としました。基礎の周りは砂利びきとしていますが、最近砂利を除けると基礎の下に空間があります。基礎を残して地盤が下がったと思われますが、隙間の空いたままで問題ないでしょうか?
 状況から判断しますと、鋼管杭の上に建物が載っているので不同沈下をくい止めているようです。しかし、周辺の地盤が自然沈下したものと思われます。このままにしておきますと、大雨が降った際に基礎の下に水が流れ込み、ベタ基礎の下部の土砂を流し出してしまう恐れがあります。決して放置しておいて良い状況ではありません。地盤沈下はやがて定着しますが、定着してからと言うのでなく、そのたびごとに周辺に土砂を埋め立てて、少なくとも常に基礎の下の隙間は埋まった状態にしておくべきでしょう。