高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

結露と換気の問題

窓の結露や壁のカビ、床下の換気の悪さなど

2009.09.07

屋根裏の結露で換気口を追加しましたが、、、 2008.09.06掲載分

質問者/大阪府池田市・匿名希望さん(会社員・30歳・男)

 「屋根裏の結露で悩んでいます 」への私の場合。
 私も、念願の新築一戸建てを今年の1月に購入ました。屋根の形状は寄棟タイプで、スレートです。つい先日、屋根裏に入ったところ、北側に面した部分にカビがギッシリ発生していました。購入後3ヵ月しか経ってなく、あまりにびっくりで施工業者に連絡し回収工事を依頼したところ、原因は換気不足とのことで、そこで屋根の一番上に換気口(自然換気)を追加工事することとなり、実施しました。ところが、追加工事とあってか、換気口をあけるのも適当な大きさにあけられてしまい。本当に換気できる能力があるのか疑問です。屋根裏面積に対して、換気口の大きさはどれぐらいあれば満足できるものなんでしょうか? 簡単に計算できる式等があれば教えていただけませんか。
 小屋裏は限りなく外部と同じ環境にすることが求められます。つまり小屋裏換気口は、漏水などの問題以外、大きすぎて駄目ということはありません。雨の吹き込まない構造でできるだけ大きくすることです。
 それから、さらに大阪などの温暖地では天井裏に寒冷地並みの断熱材を敷設することです。温暖地の天井断熱はお粗末なものが多いのですが、夏場の受熱量は膨大で屋根の表面温度が100℃を超えることもあります。当然、天井裏の温度も7・80℃まで上昇することがあります。この熱を構造躯体が抱えるため、蒸し暑くて寝苦しい夏となります。冷房の負荷量を軽減させるためにも、北海道以上の天井断熱を、思いきリ厚く敷き込むことです。グラスウールはロール式の最も安価なもので十分です。
 小屋裏の結露は小屋裏換気口を限りなく大きくすることで解決できると思います。特に新築初期より翌年は、大幅に家じゅうの湿気が自然に少なくなっているので、大丈夫と思います。