高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

家の外回りについて

外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど

2009.10.02

床下の砂利の乾燥について 2008.10.02掲載分

質問者/石川県七尾市・UTさん(自営業・49歳・男)

 休耕田の土地を購入し、90坪ほどに地盤改良を行い、その上に家を建設中です。業者のすすめでベタ基礎ではなく、布基礎にしました。布基礎に使った砂利などが湿っていたので、床下の水を抜くために配水管(塩化ビニール製:π65ミリ)を6~7本ほど、家の周りを取り囲むようにある用水路に水を流すつもりで業者の方が好意で取り付けてくれました。
 しかし、地盤改良した床下が周りの地面より低くなっており、その配水管から水が入ってきてしまっていたようです(ひどい時には床下を掘ると水が出てきました)。そこで配水管を抜いてくれるように努力してもらいましたが、一部抜け切らず、コンクリートで固めることになりました。
 まだ、床下の砂利は湿ったまま乾かず不安なので、床下換気扇や通気口を付けることを考えているのですが、これだけでは足りないでしょうか? これ以上、症状が進行しない方法と、どういう方法が一番良い方法であるのか悩んでいます。よろしくお願いします。
 床下の地盤面は外の地盤面より必ず少なくとも50ミリ以上、できれば150ミリ以上高くすべきです。
また、布基礎は床下の通気が阻害されやすくなりますので、布間仕切りに多くの通気口を取り付けることが不可欠です。できるだけ東西南北に床下の通気が行き交うように取り付けることです。いくら配管で抜いても、床下が常に乾燥した状態を維持することが、家の構造と住む人の健康を維持するのに最も大切なことです。床下環境が不具合ですと、床下換気口やパイプで水を抜いても、床下を乾燥した良好な状況に維持するのは大変に難しいものです。外部地盤面から50ミリから150ミリ高い位置を天板とした床下に、防水コンクリートを打設すると良いでしょう。