高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2009.10.19

断熱材の必要性について 2008.10.18掲載分

質問者/神奈川県秦野市・STさん(自営業・38歳・男)

 昨年、一級建築事務所に頼み新居を建てました。建築中にユニットバス部分に断熱材が入っていないことに気づき、入れるように頼んだのですが「通常入れない」と言われ、結局入れませんでした。
 現在、 入居後4ヵ月でひと冬過ごしましたが、やはり風呂場と脱衣所と風呂の上の部屋が寒いように感じます。ユニットバスの天井点検孔からは外壁、脱衣所の天井、上の部屋の床が見えます。また、和室部分の床にも断熱材が入っていません。「畳に断熱性があるので不要」と言うのですが、他の部屋より寒いように感じます。本当に必要ではないのでしょうか? 場所は神奈川県です。
 ユニットバスであっても、その周辺の外壁部分に断熱材を入れるのが通常です。設計事務所の多くが意匠や構造に詳しいのですが、温熱環境に精通している設計事務所はほとんど存在しません。神奈川県でも断熱材の充填されていない浴室の場合、当然、冬の寒さが気になります。
 しかし、バスユニットの天井部分の上部は、かなりの空間があり、人が入れるので点検口から出入りをして後からでも断熱の充填が十分にできると思われます。断熱材を壁の上部から下部に押し込む形になりますが、頑張れば自分でもできないことはありません。しかし、施工業者にお願いして充填していただいても費用は2~3万円程度で済むと思われますので、我慢をせずにその方法で断熱材を充填すべきでしょう。設計事務所に抗議をしてもさまざまな理由をつけて責任を回避されるのがほとんどです。