高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

家の外回りについて

外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど

2009.10.30

浸透桝からポンプで排水を抜いています 2008.10.30掲載分

質問者/静岡県伊東市・TYさん(男)

3年4ヶ月前に新築しましたが、生活排水汚水の放流場所について、道路を挟んで側溝がありますが、近所の方に聞いたところ、その側溝は各家の敷地内を通っているということなので、営業担当に相談したところ浸透桝で見積もりしてますというので、浸透桝って浸透してくの? と聞いたところ、一生物ではないけれど一日の排水量を処理できれば良いものなので、だいたい10年位でボ―リングし直すのが通常ですといわれたのでOKしました。
 それが一年六ヶ月経ったときに、トイレ・風呂が流れなくなって担当を呼んだところ、浸透桝にポンプをいれて敷地内に垂れ流しにしただけ。この後の対応をどうしてくれるのかと工務店の社長に聞いても、うちに責任はないとの返事。その上のハウスメ-カに相談しても相手にしてもらえない。いまは2日に一度自分で浸透桝からポンプで排水を抜いている状態です。しかも敷地内に垂れ流し。どうしたらどこに相談したら良いでし
ょうか?
 契約の段階で、浸透枡を使用することを承諾していたので、施工者側はその責任を回避しているのだと考えられます。浸透枡のリスクについての説明が施工者側に足りなかった事も大きな要因と思われます。しかしながら現在の時点で施工者側にその責任を取らせるのは、かなり困難だと思われます。
 排水の浸透枡は、枡の底部に詰まった汚物を定期的に掃除する必要があります。また、浸透性の無い敷地では最初から浸透枡の使用出来ない敷地がありますが、その場合、せいぜい1週間くらいで溢れ出てしまいます。
 本件においては1年6ヶ月間のあいだ浸透していた事になるので、底部掃除で浸透するようになると思います。浸透性を良くして掃除もしやすくするには、浸透枡の底部を少し掘り下げて、砕石を敷き込み、その上にステンレス製の穴のあいあた底板を付けられると便利です。しかし、側溝が使用できるように周辺の関係者と相談をして、取水枡からの排水は側溝に排水すべきと思います。
 ハウスメーカーを通じて対応して戴くのが筋ですが、近所の設備屋さんに相談するのもひとつの方法です。