高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2010.04.02

エアコン取り付けで梁に穴が貫通! 2009.04.02掲載分

質問者/神奈川県鎌倉市・MKさん(自営業・38歳・男)

 エアコン取り付けの際に壁に穴開けますよね。この穴、6センチくらいの直径なんですが、これが誤って実家の2階の梁を貫通してしまったんです。梁は10センチ角くらいあると思いますが、大丈夫なんでしょうか。
 大工さんは、1階部分じゃないし2階は屋根だけ支えてるから詰め物すれば大丈夫、と言うのですが…少々不安です。詰め物といっても、どんなことをするのでしょうか、それで将来も大丈夫なんでしょうか。10センチ(12センチくらい)の角材に6センチ程度の穴があくと、強度はかなり低くなるように思います。どなたか構造的な見地から、ご指導くだされば幸いです。
 梁を6センチの穴が貫通したということですが、10センチか12センチの横架材は梁というより、桁だと思います。
 その桁に6センチの穴を貫通させたままでは、いささか不安です。しかし、対応の仕方はいくらでもあります。穴の位置が桁の真ん中なら、桁の上と下に30センチの木材を打ち込むことで穴をあけた分の強度を補強できます。穴の位置が桁の上のほうなら上から45センチの木材を、下のほうなら下から打ち込んで補強できます。
 また、穴のすぐそばに柱や間柱があるのであれば、あまり影響はありません。迂闊な詰め物ではエアコンの冷媒配管を傷める場合がありますので、詰め物は危険です。あくまでも、上か下からの木材の打ち込みで補強すべきです。