高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

設備や内装一般

暖房や電気湯水器、トイレの配管など

2010.05.20

台所が北側なのに暑い。4~5日前、朝29℃ありました。 2009.05.20掲載分

質問者/富山県滑川市・SSさん(66歳・男)

 昭和54年に建築しました。台所とその隣の部屋は2階がありません。2階のある下は涼しいのですが、とにかく昔でしたので屋根裏に断熱が入っていないため、朝から暑く昼間は火をつけていると思うほど暑いので、真夏は朝からクーラーをつけるありさまです。

 最近の住宅を見に行き、屋根裏の断熱がなんというのかわかりませんが、雪のように固まっていくのを見ました。天井裏には入れるようになっていますが、あまり予算もないので、改造は無理ですが、何か良い方法で断熱できないか教えてください。私が家を建てたころは外壁だけガラス繊維の断熱で、大工さんに天井においたらどうかと聞いたら、ねずみの巣になると言われ、良い方法を考えてもらえませんでした。良いアドバイスをお願いいたします。
 直接日射熱を受けた屋根材の温度は100℃にもなります。このため、小屋裏の気温も70℃近くまでも上昇する場合があります。
 断熱材が不完全な場合、天井材から輻射熱が放射して、室内の床材、壁材、家具などに蓄熱してしまいます。構造体が温まると、空気を冷やす熱量の900倍もエネルギーを使用するだけでなく、冷やすまで相当な時間を要してしまいます。本件の場合もそのような状況になっているものと推察できます。

 質問者がご覧になったのは、現場発泡断熱材か、吹き込み断熱材と思いますが、相当の工事費がかかります。

 本件の対応策として最も安価にできる方法としては、厚さ100ミリのグラスウールをホームセンターから買って来て、自分で天井に載せると良いでしょう。グラスウールの価格もそんなに高くありませんし、天井の点検口から入れられると思います。
 できれば、最近発売されるようになった、透湿性のある遮熱シートを、そのグラスウールの上に載せればもっと効果が上がります。