高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

設備や内装一般

暖房や電気湯水器、トイレの配管など

2010.05.31

電気温水器の下を通る排水管の耐久性について 2009.05.30掲載分

質問者/愛知県岡崎市・FEさん(主 婦・28歳・女)

 はじめまして。やっと夢のマイホームが完成というとこまできたのですが、一つ問題になっていることがあります。キッチンからの排水管が(直径約15センチほどプラスチック製)、建物に沿って浄化槽につながるのですが、途中、電気温水器のタンク(360Lタイプ)の真下(コンクリの土台の直ぐ下)を通っているので、そのタンクの重さに耐えられるか心配です。地中には(タンク用に)地盤改良の柱があるのですが、配管がコンクリの土台とサンドイッチの状態なので、数十年の間、重みで亀裂が入ったりしないのでしょうか? 配管の周りは簡単に割栗石が敷かれてあるだけで、重みに対する十分な対処をしているようには見えません。施工サイドは「配管はトラックの重みでも耐えられるように出来ています」と言って、対処は配管業者に任せてはっきりとした答えはしてくれていません。「建物よりも温水タンクのほうが重さの比重は大きい」とも聞きました。ちなみに、すぐ近くには大きな国道が通っていて、揺れを感じるときもあります。どなたか良いアドバイスをよろしくお願いします。
 配管を温水器を受けるコンクリートの下に埋設することは、維持管理上、好ましいことでありませんし、そのような配管をしないように、住宅品質確保促進法の法律で指導しております。しかし、結論から言って、あまり心配をなさることはないと思われます。
 360リッターの重さは温水器の本体も入れて400キロ程度ですが、コンクリートの上に載っているのであれば、ある程度、等分布加重されますので、配管がその重みで破壊されることはあまり考えられませんが、万が一破壊されたときにその補修がたいへんに難しい工事となります。
 施工者に、その万一の場合の完全補修を、今のうちから無償の補修ということで約束をしておくことが賢明でしょう。