高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

構造・建材について

断熱性や防音性、構造の強さなど

2021.03.26

木造軸組工法+パネル工法

質問者/風天の寅

現在、木造軸組工法+パネル工法で建築中です。棟上中に通常のやり方では、断熱材が入らないので、サイディング(壁の構造の順番を変更する)狭地のため、と言われました。耐力壁の強度、断熱性が下がらないか心配しております。通常 サイディング 防水シート パネル 断熱材(発泡系) 石膏ボード の順番ですが、次のとおりに変わります。 サイディング 防水シート 断熱材(発泡系) パネル 石膏ボード HMの建築士は、何も変わらないと言っています。7割りは信用していますが、色々あり100%信用できません。又カビなども心配しております。  宜しく、回答お願いします。
軸組み+パネル工法との記述ですが、一般的なパネル工法とは、土台の上に建った柱、柱を繋ぐ桁の中に、断熱材を隙間なく挟む、パネル挿入工法の事を云います。本件でパネルと称している部材は、構造用合板だと思われます。
質問者が通常だと云われる順序は、グラスウール断熱材などの内断熱の手法です。

合板を柱の外側に打ち付けて、耐力壁倍率を高める効果があり、昨今では、筋交いから合板を用いる方法に変わりつつあります。
本件はその方法を用いているようです。

つまり、断熱材が合板の外側に断点なく(内断熱は柱で断熱材が途切れる)
施工できるメリットがあります。決して間違ったやり方ではありません。
施工が始まったばかりのようですが、疑問があったら、とことん納得できるまで担当者に尋ね、どうぞ100%、HMを信頼して良い家づくりを楽しみましょう。
楽しめない状況の時は、いつでも質問してください。