高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

家の外回りについて

外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど

2020.06.03

外周部の基礎立ち上がり部分とタイル土間との際に割れがある

質問者/こんどる

家の外周部のうち、庭や玄関に面するところはタイル仕上げの土間となっており基礎の立ち上がり部分(モルタル仕上げ)とつながっているのですが、その基礎とタイルの際に割れが生じています。
ヘアークラックではなく1mm前後の巾がある大きな割れとなっています。
半年以上前に工務店に見てもらい、
「ここは割れても仕方がない。この割れに雨水が入り込んでも大丈夫だ。」
ということでした。
しかし、除々に大きくなってきているような気がします。

本当に割れても仕方がないのでしょうか。
このままでもよいのでしょうか。
処置が必要な場合は適切な処置を教えていただけないでしょうか。


また、内容の異なる質問となりますが、
家の外回りということで
「外壁のメンテナンス時に必要となる足場について」
も教えていただけないでしょうか。

建屋の形が「L」型をしており、その凹んだ部分にガレージがあります。
現在、ガレージにカーポートを設けようかと考えているのですが、この先の外壁メンテナンス時に必要となる足場は、建屋とカーポート屋根間にどの程度のスペースがあれば組むことができるのでしょうか。
現在考えているものではそのスペースが200mm程度になってしまいます。これだと足場のスペースには狭いと思いますが、足場を組むスペースが無い場合はどのように外壁をメンテナンスするものでしょうか。
外壁は、モルタルの上吹付け塗装です。

以上、よろしくお願いします。
建物はベースを持った基礎コンクリートの上に載っております。
周辺の土間は、地盤に砂利などを敷き積めて点圧をしてコンクリート、そしてその表面を金ゴテやタイルで仕上げます。
当然、基礎部分と土間部分では、地べたから受ける影響が異なります。

この質問者の地域がどこか判りませんが厳寒地では、凍結浮上と云って土間の部分の下部が凍って持ち上がる事があり、突き付き面を、動く事を前提に仕上げる場合もあります。

本件も、どのような地盤処理と点圧を行ったかは定かでありませんが、ある程度は想定のすべき事象でもあります。
美観を損ねる事はありますが強度上の課題は少ないと思われます。

仮説足場の問い合わせですが、都心の真ん中で家を建築する場合は、人が一人でやっと入れる隙間しかなくとも外壁材の新設やメンテナンスを行っています。必ずしも枠足場(ビデ足場)でなくとも、安全さえ担保出来れば、如何様にも工事は出来るものです。

どうしてもメンテナンスが出来ない場合は、一時的にカーポートを取り外して行う場合もあります。つまり、長い未来に行うであろう、メンテナンス仮設を想定して、カーポートを設置しない事の方が賢明とは云えないと思われます。