高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

構造・建材について

断熱性や防音性、構造の強さなど

2022.06.08

上棟前 床断熱パネルの雨濡れ

質問者/masa

 現在2×6で新築中であり、上棟を目の前にし、昨日床の断熱パネル(EPS材+合板)が貼り終わりました。しかし、そのまま養生をせずに終わらせたため、夜〜朝方の雨に濡れてしまいました。
ハウスメーカーに確認したところ、パネルの上に床暖房、フローリングはすぐに施工せず、4週間程度おいて乾燥させ、施工開始するといっています。
つきましては、このような2×6工法(EPS+合板)のパネルが雨などの水をかぶった場合の懸念点、妥当な処置についてご教示頂けますと幸いです。
2×4工法は、先ず床パネルを敷き込み、その上に壁の部位を建て込んで参ります。その工程の中で本件のような雨水対策が最大な課題となっております。

殆んどの工務店やハウスメーカーは、雨水があたらないよう、万全の養生を行っていますが当然の施工法です。
もっとも深刻なのが、断熱材がどのような素材なのかで対応が異なります。
グラスウールなら、入り込んだ湿気を抜く事は不可能かと思われます。
充填式ウレタン断熱材でも独立気泡タイプなら、表面の合板を乾燥すると良いのですが、連通気法(スポンジに近い素材)タイプならグラスウールと似たような状況となります。

とにかく合板と断熱材の乾燥を、しっかりと確認した上で施工を進捗させる事を施工者に強く要請すべきです。