高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

結露と換気の問題

窓の結露や壁のカビ、床下の換気の悪さなど

2022.02.18

冬場の異常な窓の結露

質問者/東京都立川市・Kさん(主婦・33歳・女)

木造住宅を建てたのですが、2003年7月以前の施工だったので、標準では24時間換気が付けられず(予算上)、そのせいか冬場になって異常な窓サッシの結露に悩まされております。
1階は1LDK(17畳)で、リビング階段から2階に上がります。現在は1階でしか暖房は使っておらず、また昼間は留守なので、夕方から11時くらいまでガスファンヒーターやホットカーペットを使用しています。結露がひどいのでガスファンをあまり使わないようにし、オイルヒーターを使うように心がけております。しかし、朝起きると家中のすべての窓が結露していて、タオルで拭くとすぐにびしょびしょになるほどです。LDKのペアガラスはシャッターがあるせいか結露しませんが、2階の寝室はシャッターなしでペアガラスでも結露しています。ほかの窓はペアガラスではありません。24時間換気の付いていないお宅に聞いてみましたが、そんなに結露はしないそうです。このままでは湿気で家が心配です。断熱材にはマットエース430というのを使っていました。
東京都内ではむしろ過乾燥といって乾きすぎで、風邪がひきやすくなる問題が多いのですが、木造住宅のペアガラスに、本件の異常な結露が発生するのは、極めて珍しいケースです。
このようなケースの場合、その要因のほとんどはライフスタイルによるものです。本件の場合、建物の大きさがわかりませんが、小さな家で水分を多く発生する生活スタイルの場合、このような現象が発生します。
対策としては吸入口を取り付けた、第3種換気(排気換気)を行いますと、乾燥した外気を導入できますので、このような結露を解消できると思います。結露のひどい部屋に小さな吸入口を設け、廊下に抜けるようにスリットなどを取り付け、2階のホールなどから排気する方法です。当然、寒さも入りますので、その分の暖房熱量を多く使用します。