高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

構造・建材について

断熱性や防音性、構造の強さなど

2022.06.24

掃除 柱割れ 断熱材 戸が閉まらない 遮音

質問者/イッチャン

築20年の木造一戸建て2階建て実家です
先ほど、初めて屋根裏に入った時にビックリしたことが3つ有りました。
1.ゴキブリの死骸とネズミの糞と思われし物がそこら中に...(神経質な僕には家が嫌いになりました。掃除したい!!良い方法は?)
2.屋根裏の中央寝そべる様な感じであった、直径35cm位の丸太見たいな柱(?ハリって言うんですかね?昔江戸時代の古民家を改築した旅館に泊まった際屋根と平行に太い木が屋根から10cm位下で家の端から端まで有りましたけどあれです)がその柱で言えばタテ(地面からすれば横)に1m-1.5m位のひび割れって言う感じより少しひどい「割れ」が有りました。
前の母は、「阪神大地震に耐えたから強い家よ」(ウチは中部地方で震度6位だったと思うけど死ぬほど怖かった思い出が有ります。4才の時のことなのに...)と言っていますし父も「ウチは特別太い木を使ったからだいじょうぶだ!」と言ってます。今の母とその息子に至っては「イギリスに住んでた頃(前の旦那さんが立てた家)はトラックが家の前を走るだけで揺れたけど、ココは揺れないから大丈夫」みたいな事をいって笑われました。
皆が合っていて僕が気にしすぎなのか、皆が能天気なのか...
結局はどうなんでしょう?どうしたら良いのでしょう
3.屋根裏に断熱材らしき物が有りませんでした。
外と壁の間には有りましたが天井にも屋根にも有りませんでしたが、屋根の中に隠してある事もあるとかいて有りましたが、正直断熱が弱い気がします。冷房が聞きません暖房はまあまあ効いてます。
屋根の裏にある場合はどうやって見れば良いのですか?
グラスウールを貼ってみますが、屋根側(でかいホッチキス?で打つ)に貼るのと部屋側(置くだけ?)に貼るのはどちらが簡単で効果アリますか? 後、前から部屋の「戸」がきちんと閉まらない位(「戸」が蝶番から先端まで先端方向が8度)下がってます。治し方を教えてください(蝶番のネジは同サイズの新品で締め直してます。蝶番にユガミ無し、戸枠は水準器で測っても黒丸圏内。
And僕の部屋の右半分の下が親の寝室ですが、夫婦の営みが毎晩僕と弟(?母の連れ子でフランス人)の音楽人生をメチャクチャにしてくれます。(響きはしないのですが外人の今の母さんはアクションも声もover)それに弟は17才で環境面も悪いんじゃ無いかと思うも弟も部屋に女の子連れて来て(僕と共用左半分の下がリビング)リビングに女の子の声と2人の激しい音が響きます。夕方の部の弟は良いのですが、母さんの声は余りに恥ずかしいです友人も泊めれません。音楽も小音量でしか聞けません。遮音床材を付けましたが声には効きませんので、遮音には何がいいですか?
(柱は除いて)自分でやれる事でお願いします。何分大学生なので...
(出来れば8万まで、各部の名前とか専門用語は分かりませんが、2×4とパネルとで床付き、基礎も自分で、換気類もつけた実力は有ります。親戚の大工の人にも「初めてでウチの弟子より丁寧な仕事やな!」ってかなり褒めてもらった事が有ります)エンジンや電気系は知識が有るので大丈夫です。
弟がいるので2階を使えなくするのも困ります勿論リビングも。
柱などについてですがなるべく安くすむ方法をいろいろ書いといてください。
親には僕の解釈で話す事になるので(父は出張半年母は英語フランス語のみ)
分かりやすく教えを問いたいともお思います

丸太梁を用い、大工さんがかなり拘った立派な家のように思います。
当時の家づくりには、断熱材を入れない家が多く建築されていました。
また天井裏にゴキブリやネズミのフンが散らかっていても不思議ではありません。
専門の清掃業者さんに依頼するか、自分で掃除機を使用して吸い取ってしまう事です。

大梁(丸太梁)などには大きな収縮クラックも不思議ではありません。
これを昔の軸組工法と云いますが構造的には、木材が収縮して狂いながら仕口(継手)が絡まって剛性を増します。(強度が強くなる)
大きな地震にも耐えうる構造であると思われます。

断熱材が入っていないと、夏場の屋根材が100℃近くまで上昇するため、屋根の樹熱が天井面から輻射で室内に伝達し、冷房負荷量を著しく大きくします。

現在の天井材の上にグラスウールを出来るだけ厚く(出来れば200ミリ以上)敷き込むべきでしょう。

扉の建付けは、構造部材の収縮などで微妙な調整が必要となる場合があります。蝶番の裏側にスペーサーを挟むななどの調整法があります。

防音に関する対策ですが、一番、厄介な対処になります。
防音とは遮音(音を遮る)と吸音(音を吸い取る)の二つの作用が必要です。
遮音とはコンクリートや鉄のような硬くて重いモノが遮音係数が高くなりますが、鉛のような重い素材を含浸させた遮音シートが市販されています。

床にこの遮音シートをそのまま張っても効果はありません。
床に限らず、遮音素材に吸音素材(スポンジとかグラスウール)など複合で使用する事が必須です。
合板などで支持壁をつくり、それに遮音シートと吸音材を不織布などで留める方法などがあります。