高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2022.07.29

クロスにヒビが入ってきました!

質問者/大阪府・F・Sさん(会社員・34歳・男)

 今年で築4年半になる木造住宅なのですが、壁面は石膏ボードが張られており、その上にクロスが張られています。現在、2階の2部屋と階段の壁面のクロスにヒビ割れが出ています。
 そこで、担当業者と工務店に見てもらったところ、石膏ボードの継目に隙間があいてきたため、その継目に沿ってクロスが破れています。時間が経つと石膏ボードの継目に隙間があいてきたりするもので、どこの家でも起こっていることです。修繕は、クロスを剥がしてボ-ドの隙間をボンドなどで埋めることなります、ということでした。担当業者からは、クロスの保証期間は1年のため張り替えとなると実費負担になりますが、どうされますかと言われました。その場は、考えますと言って一旦終わらせましたが、クロスが破れたのはボ-ドの隙間があき過ぎたことによるものであり、実費負担にはいまいち納得がいきません。また、クロスも日々デザインが変わるため、今と同じものがないかもしれないとも言われました。
 今後どのような対応をとったらいいのかアドバイスいただきたく、お願いいたします。
 よくある質問です。契約時あるいは竣工時に建主さんによく説明していなかったことが大きな要因です。木造の家は新築して数年で、木材の乾燥や狂いが必ず生ずるものです。また石膏ボードも収縮します。これは木造住宅の宿命的なものなのです。施工者は契約する際にこのことの説明をしっかりと行う必要があります。確かに、なぜなのかわかりませんが、クロスは1年ごとにデザインが変更になり、張り替えのときは結局、全面張り替えを余儀なくされます。これには施工者側も迷惑しているのが実情です。
 いずれにしても、施工者と十分に話し合って、少しでも張り替えの費用を安価にしていただくように、感情的にならず、冷静に交渉すべきでしょう。