高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

構造・建材について

断熱性や防音性、構造の強さなど

2022.10.26

防湿シートの効果について

質問者/東京都世田谷区(女性・38才)

 毎週、参考にさせていただいております。ありがとうございます。現在、自邸は防湿シート+配筋が終わったところです。そこで早速質問させていただきたいのですが:

1)防湿シートの所々に穴が開いています(配筋作業の際にひっかけたのでしょう)。シートの裏にはびっしり水滴がついているのが見てとれます。穴は何らかの修理をするのかも知れませんが、これでは効果が半減してしまうのではないかと心配です。

2)それから、鉄筋を敷いた後、2~3日はそのままで強い太陽光に照りつけられていました。そして今日、雨が降り、防湿シートの上には水たまりができています(コンクリート打ちの前にお役所の中間検査が入るようで、それを待っているようです)。防湿シート+配筋後にはきちんと養生しないと(全体をカバーで被う、等)防湿シートがもろくなってしまいそうな気がするのですが、、。それに、防湿シートの上にたまった水も、鉄筋が錆びるのではないかという気がして心配です。

 基礎段階では雨に備えて養生をするということはしないのが普通なのでしょうか?業者のレベル(施工の丁寧さ、誠実さ、等々)を知りたいと思いますので可能ならアドバイスをお願いいたします。
 土間コンクリートの打設の前に質問のような防湿シートを張り込みますが、シートの上に配筋施工を行いますから行きがかり上、どうしてもシートを傷つけてしまいます。もともとコンクリートで防水する事を目的としていますので余り気にする必要は無いと思います。
 シートの裏側の水滴は地盤の湿気が付いた物でこれも気にする事はありません。但し、その土間コンクリートの上面が外の地盤面より最低でも十数センチメートル位、高い事が前提となりますので確認してください。
地盤面より低い場合は完全な防水層が必要となります。工事中の太陽光や雨水による紫外線劣化や鉄筋の錆は、特別長期間(例えば半年以上)にならない限り問題は無いと思います。
 文書で伺うかぎり施工状況は可も無く不可も無くと言うところではないでしょうか。