高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2022.10.31

フローリングの隙間について

質問者/5097

新築マンションを購入し、3月末に入居しました。
4月の頭に水漏れによりリビング半分・廊下・キッチンが浸水しました。
5月半ばにその部分のフローリングの張替え工事を行ったのですが、短辺部分に1mm以上の隙間が開いている箇所が何箇所かあります。
下のベニヤ部分が見え埃が入り込むくらいの隙間です。
また長辺部分にも隙間がみられるところもあります。

最初は伸縮を鑑みての施工かとも思ったのですが、施工部分全体でムラがあり、隙間が開いているところもあればキチキチに詰めているところもあります。1枚の短辺内で詰まっている部分と開いている部分があるところもあります。
当然既存の部分とは仕上がりが異なります。

通常乾燥時期であれば隙間を設けるかとは思うのですが、この時期の施工でそれほどの隙間を設けるものでしょうか。
またこの場合はやり直しをお願いできるでしょうか。
以前と比べて床鳴りがする部分も格段に増えています。こちらも合わせて伝えたほうが良いでしょうか。

ちなみにフローリングは合板のシートフローリングです。

木無垢のフローリングの場合は、常に収縮しているので施工時期、施工要件も異なるようなデリケートな素材です。
しかし、本件はシートフローリングと云う事で収縮を加味した施工を行う必要はないと云ってもよいでしょう。

シートフローリングと云っても色々な種類がありますが合板に薄い、無垢木材を貼ったモノも存在します。それでも元板合板に貼り付いているので収縮する事は殆んどありません。

本件フローリングの隙間はおそらく施工ムラによるものと推察されます。
水漏れの要因が記載されておりませんが、マンション設備の不備が要因であれば、一定の補修を求めるのは当然であると思われます。
しかし、生活状況の中で自分や家族が誤って水を床に溢したり、流してしまう場合も皆無でありません。
業者さんとは心情的にある程度の友好関係を保持しておく事も必要です。

床鳴りや極端な隙間に関しての補修依頼は当然と思われます。
しかしあくまでも程度問題ですが、質問文章から推察する限り、今後において設備、内装、建具なとと様々な不具合が生じた時をも考慮すると、張替までを要求する事は、必ずしも賢明とは云えないような気がいたします。