高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2023.08.04

床下に水が溜まっていた。(築2年)

質問者/かくがり君

点検口からベタ基礎を覗いたところ、1〜2cm程度、水が溜まっていました。
本日、購入先の不動産屋と工務店を呼び状況を見てもらったところ、雨水浸入の可能性が高く、基礎が低い(300〜400mm程度)しかないのでGLラインと基礎の上面がほぼ同じ高さになっているようで、室外機の給湯器配管の後処理をミスっている可能性があるとのことでした。
後日、今溜まっている水の除去と床下の再度点検をし、防水対応をするということです。

そこで質問なのですが、対応内容を持ってくるのですが、どのような方法なら安心して任せていいのでしょうか?

ちなみに工務店の口からは、「基礎周りを掘る」、「シート」、「防水モルタル」という言葉が出ていました。

宜しくお願いします。
地面を掘って地下水が湧き、その水面位と、地盤面からの寸法を「地下水面位」と云います。
水浸透の良い、つまりは地下水面位の低い敷地では、本件のように床下に雨水が回り込むような事態にはなりません。

本来だと、地下水面位に関係なく、どんな敷地でもグランドライン(外部地盤面)より床下地盤面は、最低でも数センチ以上高くする事が必要です。
本件は、相互が同じ、高さであり、更に地下水面位が高かったのでしょう。

対応策としては最も有効なのが、床下に乾燥砂などを敷き込んでレベルを上げる事です。しかし、いまとなればかなり大掛かりな工事となってしまします。

現実的な対策としては、仰せのような「基礎周辺を掘る」つまり側溝を設ける事で、地下水面位を下げる効果があります。
合わせて床下にポリフィルム防水シートを敷き詰めるのも効果的です。

床材や建具のカビですが、本件の対策を講じて床下が乾燥する発生しなくなります。
現在のカビ処理は、丁寧に拭き取り処理を行う事でしょう。
その費用については関係者と協議してください。