高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

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2023.08.28

新築の家を住まずに、開けておくことは?

質問者/札幌市西区山の手・SKさん(公務員 男性)

 私は10月下旬に、待望の家を完成するものですが、引っ越しの時期の件で悩んでおります。
私には小学生1年生の子供がいまして、今の時期に転校するのは可哀想だという周りの意見が多く。またその学校が、自宅から2.6kmも離れているため、引っ越すのは、「来年の3月末に行えばぁ~?」といわれております。そこで、もし来年に引っ越すとした場合、家の方に悪影響があるのでないかと心配しております。例えば家が傷むとか、防犯上よくないとか、悩んでいます。
 セントラルヒーティングのため、水抜きも完全に行わなければなりませよね。
 もし、来年3月末まで空けておくとした場合、どのようなことを注意をして、空けておけばよいのか教えてください。
 一般に10月竣工の住宅は、そのまま入居しますと冬期間の間中、特に窓ガラスに大量の結露を発生させます、「工事水」工事中の雨水や建材、木材の抱えた水分を言いますが、この工事水が抜けきらないうちに寒い冬に入り、開口部を閉めっきりにし、また、暖房によって内外の温度差を大きくするからです。本件の質問のように一冬入居しないという事は、家にとっては決して悪い事ではありません。
 家を空にしたまま換気によって工事水を排出してしまうことができます。入居前のこの期間に換気扇(レンジフードは弱運転)を連続稼動させ、換気扇から最も遠い所にある、防犯上、支障のない開口部を少し開け、家中の換気を行うためには絶好の機会かと思います。余分な工事水の排出だけではなく、シックハウス症侯群の予防にも効果があります。一冬目の期間は、工事水と生活発水が、双方で建物に多大なストレスを与えます。人の住まない家はよく傷むと言いますが、この一冬を人が住まないで湿気を抜く事が出来れば、家にとって大変理想的な対処法といえると思います。
 春先に竣工する家においては、内外の気温差が無くなり、開口部が常にあけられる季節となりますので、意識せず自然に湿気やホルムアルデヒドが排出されてゆきます。尚、換気を行う際は、家中の間仕切りのドアや襖を開け放し、押し入れに蒲団を入れない方が無難です。また、換気扇から一番遠くの開口部を少しあけますが、時々その位置を変更させる事も必要です。