高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

設備や内装一般

暖房や電気湯水器、トイレの配管など

2023.08.29

風呂場の床下基礎に水が溜まっていた!

質問者/佐賀県鳥栖市・MTさん(会社員・56歳・男)

 築12年の一戸建てです。べたコンクリート基礎の床下に薄く水が溜まっています。量的には多くなく、風呂場の周りの2~3メートルの範囲に薄く水が張っている状態です。風呂場の床下だけが他室の床下とコンクリート壁で隔離されていますが、調べてみると新築時にその壁に穴をあけて給湯用配管を通した所があり、そこから水がしみ出ています。新築から12年程度が経ち、その水溜りも大きく広がらないので大丈夫かなとも思いますが、お尋ねします。
・これは手抜き工事ですか?
・風呂場の床下基礎は、ある程度、水漏れを想定してつくってあり、その基礎内に水が溜まっても大丈夫なのですか?問題ありであれば、どうしたらよいですか?
・給湯用配管を通した穴は完全に埋めて、水がしみ出るのを止めるべきですか? その塞ぐ方法は?
・ほとんど水漏れがないと聞くシステムバスへの取り替えも考えていますが、おすすめですか?
アドバイスをよろしくお願いします。
 バスユニット以外の風呂の場合、本件のような水漏れを完全に防ぎきれない場合があります。たとえ防水工事を完璧に行ったとしても、12年の経年で多少なりとも漏水が生ずる場合があります。必ずしも手抜き工事とは言えないと思います。漏水はさまざまな要因によって発生します。配管の穴を塞いでも完全に漏水を防止できるとは言い切れません。
 風呂場の床下だけに水が溜まっていたとしても、風呂場以外の床下に浸透する場合もあります。風呂場の下が他から隔離されているのであれば、その部分に床下強制換気で乾燥させる方法もあります。しかし、床下に水が溜まると家全体にさまざまな弊害を与える場合がありますので、ぜひ、バスユニットへの交換をおすすめいたします。最近のバスユニットは、ほとんどが完全防水となっており、漏水の心配の無いようになっておりおります。