高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2023.09.22

床下浸水6センチ!

質問者/愛知県蒲郡市・Iさん(会社員・33歳・男)

 はじめまして。新築約1年の木造住宅です。
 和室の畳におびただしいカビが発生したため、工務店に床下のチェックをしてもらったところ、ベタ基礎から約6センチ浸水しておりました。1階部分は約30坪のため、かなりの水量となります。土地は約100坪の東は石垣約2メートル、西にいくにつれ傾斜は道路と同じ高さになっています。四方をコンクリート基礎で外壁がつくってあります。地質は、現地盤より約30センチ下が赤土で、透水性が少ない地盤です。水道管の漏れはなさそうですが、配水管の点検はまだしておりません。
 工務店は、表面排水が流れ込んで浸水したのではないかと言っているのですが、道路には排水設備が整っており、地盤より道路側のほうが低いため、その可能性は低いと思われますが、いかがでしょうか? また、もし表面排水の浸入、もしくは地下水の浸水だとしたら、責任をどこに訴えればよいのでしょうか? どこに相談すればいいのでしょうか? 今後の家屋の寿命などを考えると放心状態になってしまいます。どのような方法で原因を突き止められるのでしょうか? いろいろ書き込みましたが、よろしくお願いします。
 早急な対策が必要です。まず、その要因を正確に突き止めることです。
 文書によると道路側の排水側溝が低いところにあるようなので、地下水の浸水ではないと思われます。要因としては雨水排水処理のミス、生活配水管の漏水、あるいは道路の反対側から雨水漏水する場合も考えられます。いずれにしても、道路側の側溝が低い位置にあるのですから、床下に入り込んだ水をその側溝に排水する作業は難しいことではありませんので、まず、早急にその対策を取るべきです。その上で、床下に入り込んだ要因をしっかり調査して対策を行う必要があります。
 もし、竣工時の施工が不十分で、土台などの主要構造物が腐食するなどの事象が起きた場合においては、住宅品質確保促進法の適用対象になり、施工者側に瑕疵担保責任を負わせることが義務化されています。したがって、その対象になるかどうかを、施工業者にその要因をしっかり追究させ、対策を行わせることができます。