高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2023.09.20

風呂の排水が基礎に溜まっていた!

質問者/大阪府高槻市・NAさん(会社員・35歳・男)

 住宅性能保証付きの新築一戸建てを購入しました。入居から1月半が過ぎたころに、排水の不備が見つかりました。風呂の排水管が接続されておらず、約40日分の風呂の排水が全てコンクリート基礎に溜まっていました。すぐに施工業者へ連絡し、水を抜いてもらい、翌日に雑巾等で水分を拭き取り、10日後に防蟻処理をやり直しました。コンクリート自体は乾いているように感じますが、若干においが残っているので炭のシートを入れています。施工業者は、木材まで浸かっていたわけではないので問題ない、と言っているのですが、その後の対応に誠意が感じられないのと、設計段階からミスが多く、引渡し時にも未完成部分や図面と異なる部分が多かったこともあって、当方としては信用できません。第三者に構造上の影響がないことを検査してもらいたいのですが、どこに頼めば良いのか悩んでいます。施工業者は住宅保証機構は対応してくれないだろうと言っています。
 また、施工業者としては金銭補償をする気はないように言われました。構造上の問題はないの一点張りで、床下に汚水が溜まっていたことで商品価値が低下していると言っても、理解できないようでした。当方としては、ミスが発覚した時点で補償の話になると伝え、今までに起こったミスをリストアップして渡していたにも関わらず、1ヵ月以上、責任ある立場の人間からの謝罪の電話すらありませんでした。迅速かつ的確な対応を誠意を持ってしてくれれば、金銭の補償を求めるつもりはなかったのですが、法的な手段を取るしかないと思っています。何か良きアドバイスをお願いします。
 配水管の破損で床下が水浸しに陥るトラブルは、ときどき発生する場合があります。本文から、現在、床下のコンクリートが乾燥しているようなので、態勢に大きな影響はないものと思われます。しかし、土台まで水は浸からなかったと言いますが、今後も注意深く監視すべきでしょう。土台の含水量が減少しない場合、腐食菌が発生したり、虫の被害に遭う場合があります。
 施工者の不誠実な対応はいささか不満でしょうが、もし、土台が腐るなどの現象が発生した場合は、住宅品質確保促進法の適用となりますので、施工者側の責任を法的に負わせる事が可能と思われます。
 いずれにしても、施工者とあまり感情的にならず、冷静に上記、品確法のことも含め、慎重に施工者側に事態の改善を促す事ことが、質問者にとってベターと思われます。