高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2024.03.12

結露か雨漏りか?

質問者/匿名

どうかアドバイスをお願いします。
高気密高断熱(内断熱)の住宅です。
建てた当初から年に一回~数回雨漏りが発生し、その度に換気扇や窓枠などコーキングをされ、様子を見てくれといわれていました。
今年になって、原因は天井内の結露だと言われました。
勾配天井で天井裏のスペースが殆どなく、温かい空気がたまるせいだとの言い分で、せっかくの玄関の吹抜けに天井スペースを作ると言われました。
オール電化であり、全く暖房を使わない時期にも雨漏りしています。
もちろん暖房は蓄暖とエアコンです。
本当に結露が原因なのか信じられません。
もう、8年も続いています。
こんな事ありえるのでしょうか?
数ヶ月前に天井裏に自然換気の換気口をつけられましたが、その後雨漏りしました。
どうか、ご教授願います。
ネット内で回答する判断は、屋根の形状、断熱材種類、ライフスタイル、地域などを参考します。
この文章内容だけの情報では、漏水要因が結露か雨漏りかを特定することができません。

小屋裏において屋根の面に結露発生する場合、ほぼ屋根全体が結露状態となります。
部分的に結露が生じることは、特異な構造以外に生じません。
特に天井裏に自然換気口や強制換気扇を取り付けるのは、結露を防ぐために実施することもあります。
つまり、自然換気口を付けた後の漏水は雨漏りだと推測すべきでしょう。

天井断熱材の状況が記載されておりませんが、天井へのグラスウール断熱材の場合は、一旦グラスウールを剥がして、天井面にポリフィルムを重ね巾を多めにして敷き込みます。
その上にグラスウールを厚めにして乗せることで居住空間からの湿気を抑え、屋根面を露点温度にし難くする方法があります。
状況を推察すると屋根面の収まりに不具合があって、雨漏りが生じていることが思考されます。
また屋根の収まりが解らないため、このようなネット相談の回答に限界があります。
この雨漏り事象はその個所を特定することがとても困難なものです。
業者さんと根気よく特定追求を行うべきでしょう。