高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

家の外回りについて

外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど

2013.01.30

換気フードと外壁のコーキング

質問者/埼玉県・心配者さん(会社員・41・男)

 1年半前に購入したツーバーフォー工法、軽量モルタルラス工法外壁の分譲住宅です。
風呂、トイレ、キッチンの換気フードを見ていたら、外壁との間にコーキングがないことに気づきました。同じ業者が建てた近隣の建物を見ると、コーキングしてある建物、していない建物などいろいろあります。このままでは雨水の浸入、壁内の腐食が心配です。外でいろんな住宅を見ていると、外壁が何であれコーキングしている建物のほうが多いような気がします。実際のところどうなのでしょうか?
 また、もし費用負担を条件とされた場合、どのくらいの費用がかかりますか? 4ヵ所で1ヵ所のみ2階です。
 写真の換気フードは、内部からダクトパイプが突き出ているはずです。換気パイプは、内部から外部に向かって傾斜を付けて壁を貫くように設置されます。その突き出た換気パイプの外周は、完全に防水シールが施されているはずです。
 コーキングなどの防水シールは、紫外線にとても弱いため、その突き出た換気パイプの化粧と、シール材の紫外線防止のために取り付けたものと思われます。ぜひ、そのようになっているか否かを確認してください。
 つまり、そのような状況になっていれば、外側からのコーキング防水は必要ありません。下手なシールを使いますとカビなどで変色して汚れやすくなるものです。同じ業者でも、施工する職人しだいで、シール材を使用したりしなかったりということであり、本来は不必要であったものと思われます。