高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

家の外回りについて

外壁や屋根のデザイン、土地の水はけなど

2013.02.12

軒周囲の屋根下に合板が見える

質問者/兵庫県神戸市・Kさん(会社員・36歳・男)

 はじめまして。現在、木軸在来工法にて建築中で完成間近な状況です。軒の周囲の屋根下の施工について質問をさせていただきます。
 軒・屋根・雨樋部分は既に完成していますが、現状、軒の周囲と雨樋の隙間から屋根下の合板が見えます(添付写真を参照。1F、2Fの全ての部分)。屋根下で直接、雨が当たることは無いですが、何も処理・保護していない木面の合板が外気に直に接していることから、長年経過すると劣化が激しくなり易く、このままでは良くない気がします。合板の下に金属材を敷いたり、塗装するなどの保護処置が必要でしょうか?  御教示の程、宜しくお願い致します。

 写真だけで断定的な物言いは出来ませんが、合板に木目を見せるツキ板(剥いた板)を使用してあり、意匠に拘った納まり方のひとつであるとも考えられます。軒天部分の塗装も、ツキ板の部分に養生テープを張って意識して合板の木目を見せるようしております。破風や鼻隠しなど、屋根の端部を無垢の木材を現し施工する納まりもあり、木目を見せる事を優先しております。本件も下から見上げた時の情緒感を豊かにするのが目的だとも言えるでしょう。
 課題としては質問者も仰せのとおり、塗装などの処理をしない無垢の場合、どうしても変色や風化などで劣化が早まります。質問者も同じ不安を感ずるのであれば、見た目より、高耐性を優先すると言う意思を伝えるべきでしょう。施工者に建主の要望として塗装などの処理を施すように要請すべきと思われます。