高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2013.04.11

間柱が土台の節の上に固定されています

質問者/匿名さん

 はじめまして。建築前の建売住宅を購入し、いざ建築が始まったところ、気になる点がいくつかありアドバイスをいただきたく宜しくお願いいたします。

■住宅概要
 木造在来工法 2階建て
 建売住宅(建築中)

■ご相談内容
1.土台の節について
 土台の上に一定間隔で柱が立っており、その柱と柱の間に写真のような間柱が立っています。その間柱の一本が土台に節のある部分に立っています(写真参照)。このような位置に間柱が立っていても構造上問題ないのでしょうか?もし、問題があるようでしたらどのような対応策が適切かアドバイスを頂けませんでしょうか

2.釘の打ち方
 間柱と土台との固定は、土台にほぞが掘られており、間柱側面から土台に対してななめに釘が打たれています。この釘の数が片方向から1本、もしくは2本の釘がななめに打たれています。間柱を固定するのに、片方向からの釘打ちで良いのでしょうか?(双方向から釘を打つ必要はありませんか?) また、釘の数が1本でも問題ないのでしょうか?

以上 宜しくお願いいたします。

間柱は主要構造物(建物の加重を直接支える重要な構造物)でありません。間柱は内壁材や外壁材の下地受け材として役割を果たします。また土台と柱は主要構造物ですが、その部材を補助する役割もあります。しかし、逆に内壁や外壁で間柱そのものがしっかり固定される部材とも言えるのです。
 したがって、節の上の間柱も問題はありません。しかし、通常は釘2本を斜め打ちします。ほぞに入っているので片方からの釘打ちで問題ありません。
 写真で間柱に取り付けた根太受け材に打ち込んだ釘が一本飛び出ていますが、反対側から正面にしっかりと、ちゃんとした釘が打ちつけられていると思いますが、確認してください。間柱より、この根太受けには床の加重がかかりますので、この斜めに飛び出た釘だけでは後日、問題が発生する可能性があります。