高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

構造・建材について

断熱性や防音性、構造の強さなど

2020.11.11

断熱材の追加

質問者/morimorio

自宅(木造2階建、軸組)の2階天井裏に断熱材を追加しようと考えています。
(DIY)
つきましては、幾つかの疑問点がありますので、教えてください。

?天井の強度
 ・基本的に吊るしてあるだけのため、人が乗れないことは分かります。
 ・既に16Kグラスウール100?があり、増設すると天井が抜け落ちないか心配で
  す。
 ・工務店に尋ねるも、「天井の強度は分からない。」とのため、進展なし。
 ・旭ファイバーグラスのアクリアウール高16K105?(熱抵抗2.8)を考えています。
 ・そもそも増設自体危険なのか、この程度までなら大丈夫なのか、という漠然とし
  た線引きもできず、困っています。また、天井裏でも箇所(下に壁があるかどう
  かなど)によって、増設の可否が分かれるものなのかとも考えられます。
 ・ただ、幾つかのサイトでも、「天井に乗ると下まで落ちる」との注意は共通してい
  ますが、増設自体が危険(天井が耐えられない)とのサイトは皆無でした。
 ・もし可能であれば、グラスウール200?くらいでも増設したいと思っています。

?アクリアウール
 ・パックされていない、裸のグラスウールです。
 ・とあるサイトで、増設する場合は、室内側のフィルムを剥がした方がよいとの記
  載がありました。(湿気の滞留を防ぐため)
 ・裸が良いでしょうか。それともフルパック(OR4面パック)でも良いのでしょうか。

?その他、注意点、アドバイス
 ・メリット、デメリット
 ・作業上の注意事項、装備品とか
 
以上、宜しくお願い致します。

天井裏にグラスウール断熱材を載せる事は、これからの猛暑の時期に大いにその効果を発揮出来る事でしょう。
冷房省エネがはかられ、冷房クオリティーが向上します。

グラスウール断熱材を天井に載せた程度で天井が落ち来る事など在り得ません。
例えば16キロの断熱材は、200ミリなら一平方メートルあたり3キロでしかなく、それも天井の上に「ふわっと」した感じで置かれるのですから全く心配はありません。

但し、断熱材を敷設する際には充分に気を付ける必要があります。
施工時に人が載る場所が限られます。
吊り木があった垂木沿いに体重を載せる必要があります。
電気工事の人々は、修理の際に天井裏に入って作業を行いますが、大工さんでも充分に施工可能です。

裸のグラスウールが最適ですが、静岡県では入手が難しいと思います。
然るに高価になりますがパック入りグラスウールをそのまま敷いても構いません。
均等に敷き詰めることが肝心です。