高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2020.07.28

貫通クラックが修繕してもらえない

質問者/takemako

お世話になります。
現在3年住んでいる鉄金コンクリート造の家ですが、半年程で外壁から貫通したクラックに雨が流れてくるので、住宅会社に修繕依頼を何度もしてきました。
修繕をしてくれますが未だに直らないです。

担当者は手は尽くしたのであきらめてくださいというように説明されましたが、コンクリートの劣化は必ず進行していくので、違う業者に調査・修繕依頼して、施工会社に賠償請求するしか方法がないのでしょうか?
すまいるダイヤルに相談したら、修繕する意思があるなら住宅会社に修繕依頼して様子を見てくださいと言われ様子を見続けてますが、住宅の躯体寿命に影響する期間修繕されていないので、最良の結果を出すためには裁判しか方法がないのでしょうか?

よろしくお願い致します。
新築住宅には、雨漏りと構造部材の不具合の事象に対して「瑕疵担保履行法」と言う法律で設計者、施工業者、販売者などに対して10年間の瑕疵責任を負わせております。
新築であれば本件も当然、その対象になり得ます。

業者が何の対応策を実施しない場合に対してアクションを起こすことが出来ます。
それは、行政が定めた「住宅紛争処理センター」(地域の弁護士会館などに設置)に訴えることで解決策を講じる相談に乗ってくれます。

本件は、業者も瑕疵担保責任の有無を知っていると思われ、先ず対応策を講じている様子を伺えます。
仰せのように漏水を放置しておくと、内部の鉄筋腐食が進み躯体寿命に関わってくることも想定されます。

先ずは、業者に対して瑕疵担保責任を全うするように促すべきです。
それでも埒の垢ない場合には、紛争処理センターに相談に行くべきです。
そこでも満足する解決が得られない場合は、民事調停の申し立てを行います。
ここまでは、殆ど費用を掛けずに行うことが出来て、ほぼ解決の目途がつくことと思われます。
それでも解決を見ない場合には弁護士に依頼して訴訟(裁判)となります。
手順を踏んでの解決策を講じてください。