高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2019.03.06

室内の 空気環境が

質問者/かもめのマルソン

お世話になります。
最近 部屋の中が埃っぽく 呼吸にも影響が出る程になり困っております。
研究所が調べたところ、その物質はグラスウールである事が分かりました。
その後の調査で、軒天の穴あきスレートから入った外気が、小屋裏に入り、
そこのあるブローイングも伴い、隙間から部屋に噴き出している事がわかりました。
その隙間は、コンセント・分電盤・スイッチパネル・シーリングの取り付け穴・給排水の取り出し口等の設備の取り付け部分である事がわかりました。
それらの部分も含め、巾木・壁の入り隅など考えられる部分は 全てコーキングで塞ぎ、又軒天のスレート・基礎コンクリートの換気孔も塞ぎました。
ある程度の効果は見られたのですが いまだに被害は止まりません。
どうやら 壁が煙突かわりになってたみたいで、既にその部分にもグラスウールの繊維が 付着しているのでは?と思われます。

そこで質問ですが、こんな場合、どのような改修方法が考えられるのでしょうか?

又 他にこのような事案を聞いた事はございますか?
忙しいところ 申し訳ありませんが 宜しくお願い致します。

家は 在来工法の総二階建て 無落雪タイプで 二階の小屋裏全てにグラスウール(ブローイング)が入っております。
新築はH4になります。 
 
宜しくお願い致します。
どのような研究所でどのような調査をしたのが解りませんが、仰せのような事象で家屋内の空気が汚染されているとしたら大問題です。
日本屋内の断熱住宅の多くは、本件のような断熱手法を採用しているからです。
物理的に軒天から入った空気が天井裏のグラスウールやブローイングの繊維チリを伴って、壁の中を貫流して隙間から室内に侵入するとは、物理的に考え難い事象です。

壁の中のグラスウールは、ガラス繊維をフェノールと言う樹脂でバインドしてあるので繊維チリが飛散することはありません。
考えられるのは、天井裏のブローイング断熱材が乾燥すると繊維チリが分離することが考えられます。その場合は、ブローイングの上から透湿シートを、重ね幅を多くして被せます。そのことで繊維チリの飛散を防ぐことが出来ます。

間違っても防水シートのポリフィルムでは断熱性能が短期間で劣化します。
現状の汚染された室内空気は、片方の窓を大きく開けて、数台の扇風機で一気に入替を行う方法が適切かと思われます。
その対応策のあとに、再度にわたり研究所の方に調査を依頼すべきです。