高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

結露と換気の問題

窓の結露や壁のカビ、床下の換気の悪さなど

2020.11.18

床下の湿気と白カビ

質問者/あさこ

お世話になります。
築20年、木造、床面積18坪、床下は土の家に住んでいます。
先日シロアリ駆除業者に点検をしてもらったところ、一部の床板と柱にふわふわした白いカビが出ていると写真を見せてもらいました。
湿度も高く、カビが出ているので腐食が心配と言われましたが、
写真で見るとそんなにカビが多いわけではないけど、そんなに緊急のことなのか不安になりました。
業者は調湿材を撒くこと(40万以上)を勧めていますが、本当に必要な工事でしょうか?
また、対策が必要な場合、換気扇などでもっと安く済ませることができないのでしょうか。
床下の除去除去を目的に調湿材を散布するには、完全に防湿処理を行わなければなりません。
訪販業者が仕事をつくるため、本件のようなアプローチが常套手段となります。

床下管理で最も心配なのは、床下に位置する土台などの木材含水量が30%以上にも増加している場合に堅実な対処が必要です。
そのような事象のある時は、床下面が外部地表面(GL)より低くなっていることがあり、その状況では、換気扇も調湿剤も効果を発揮しません。

床下面に砂(出来れば乾燥砂)を入れてGLより高くする必要があります。
その砂の上にポリフィルムを敷き込めば完璧で換気扇も調湿剤も不要です。
そのような対処で40万円掛かるのであれば納得はできます。

先ずは床下に位置する木材の含水量を計測することが先決です。
含水測定器は、工務店でもあると思われます、木材店には必ずあるはずです。
含水量が多くなければ対処は不要です。
含水測定器を備えている工務店、信頼に足りる工務店の目安となります。