高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2019.07.31

地盤改良の事前着工

質問者/スマイル

新築しています、配置間違いがあり、屋根が越境していると中間検査で指摘されたため屋根を一部削りほぼ工事は終わりました。工務店は「屋根を削ればいいので、正しい位置への建て直しは出来ない、契約解除も出来ない、その二点をやるなら私が費用をすべて持つこと」と説明を受けました。
原因は確認申請前に地縄張りを行い、そこに地盤改良のため杭を30本打ち込みました。建築士が監理していない、工務店に配置が変わったこと知らせてないと言う、大変お粗末な状況でした。
確認申請許可前に地盤改良、杭打ちをしていいのでしょうか?
これは工務店のミスでしょうか?どのようなペナルティー有りますか?
色々調べてみましたが、杭打ちは許可前でも良いと書いてあったり、ダメと書いてあったりしてよくわかりません。教えてください。
確認申請を受理して許可をするには、建築主事の裁量に委ねられています。
当然、建築基準法に則った対応となりますが、法的に判断出来ないケースなどが多くあるため建築主事に判断させるようになっています。

本件は、地盤補強の施工時期が確認申請の前か後かを問うより、施工工務店のお粗末な対応に対し、どのような責任を負わせるかになるようです。
ミスによって越境した屋根を削って済ます事は、民法的には良しであっても、当事者の心情まで良しはならないと思われます。

しかし施工工務店と信頼関係を損ねたまま工事進捗する事も好ましくありません。家づくりは出来上がってからも工務店との様々な遣り取りがあるからです。
工務店選択の責任は質問者にもあり、紛争を起こして得るモノは殆どありません。
施工工務店を上手にその気にさせ、質問者の意に沿うような家づくりを行うことは、施主の手腕とも言えそうです。