高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

構造・建材について

断熱性や防音性、構造の強さなど

2021.02.18

屋根の構造について

質問者/ハマさん

築30年、2階プラス屋根裏部屋、S型瓦?の切妻屋根です。
S型瓦のようなすきまの大きい瓦でも、軒先面戸が入っていないこともあるのですか?
そばに大きい木がある場合、面戸が破損することもありますか?

10年ほど前から、屋根裏部屋の天井からねずみの足音が聞こえていたのですが、去年から壁の中や屋根裏部屋の床下、2階の天井裏からも聞こえるようになりました。
ねずみは1センチほどのすきまも通れるそうです。

2階から上はエアコンもなく、通気口の穴のみです。
外壁は10年おきに塗りなおしています。
屋根から侵入されている可能性が高いかと思います。

屋根からの足音は主に上下方向なのですが、横(軒と平行方向)のときもあります。
面戸から侵入され、野地板にも穴を開けられている可能性が高いでしょうか?

また、我が家の場合、鼻隠しとは雨樋のすぐ下の白く塗られている部分ですか?
ここから侵入されている可能性もあると思われますか?
 

画像は全て同じ構造の別な家です。自宅はうまく撮れませんでした。
屋根は良く撮れなかったので、1枚目は1階のひさしを撮っています。
瓦は同じです。
2枚目がその屋根です。見えづらくてすみません。
3枚目は、隣家の屋根の端っこ部分(けらば瓦?)です。
ここも1センチくらいのすきまはありそうですか?

以上どうぞよろしくお願い致します。
S型瓦に限らず瓦の端部を納める面戸は、あらゆる瓦の標準部材として、各瓦メーカーが製作してあります。
本件で面戸がついていないとするならば、それなりの理由があったのか、あるいは単なる手抜きだったのかも知れません。

本件はネズミの侵入経路のお尋ねであれば、面戸の無い部分から入ったとも限りません。
瓦の下には、幾重もの防水層が敷設されており、屋根面からネズミの入る隙間などは極めて出来に難い構造になっているものです。

「屋根のネズミ」との表現ですが、何処からか侵入したネズミが、天井の上を歩き回っているのだと思われます。
ネズミは、軒天や壁と屋根の取り合い部分、中には地中を潜って入り、天井裏などに住みつく場合もあります。

対応策として先ずは、ネズミも含めた消毒業者に依頼すべきです。
消毒業者はネズミの侵入先を特定してくれる場合もあります。
あとは近所の真面目な地域工務店に依頼してメンテナンスを行う事が賢明と思われます。