高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

結露と換気の問題

窓の結露や壁のカビ、床下の換気の悪さなど

2021.05.19

湿度が高い高気密住宅の解決方法

質問者/busuka

フェノバボードで高気密、24時間換気システムを売りにしている業者で家を建てましたが、梅雨時に外の湿度と家の湿度が一緒で、窓を閉めていると暑くて耐えられません。雨が降っていても窓を開けないと蒸し暑くていられません。節電のために高気密なはずなのに、除湿器を使っては意味がないようにも思いますが、どうなんでしょうか。防音も機能していない丸聞こえの家なので、壁の間にセルロ0-スファイバーを吹き込もうと思っていますが、防音と除湿のためにリフォームするとしたらどんな方法がありますか。
そもそも外部の音が丸聞こえでは気密性能が全く機能していない証拠です。
湿度管理の出来る家とは外部湿度の影響を受けないようなシームレス状の気密層が必要です。

また気密性能に関わらず0.5回以上(一時間に容積の半分の空気を入れ替える)の換気を行うように建築基準法で定められております。
しかし換気とは外部の湿気を導入する事であり、0.5回ギリギリに調整すべきです。

今は除湿に優れたエアコンが多く市販されています。
普通のエアコンでは、6月中のエアコンの除湿機能が低下し易いものです。
一旦加温して冷やすことで除湿を促す装置の付いたエアコンを使用すべきです。

防音リフォームと気密リフォームは同意語です。
セルロースファイバーは、吸音効果は期待できますが防音になりません。
硬質のウレタンボードを継ぎ目なく(気密テープ活用)で張り付ける事がベターと思われます。