高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

NPO住宅110番・相談回答集

工事ミス・トラブル

床下浸水やアルミサッシの歪みなど

2021.10.20

軒天・インナーバルコニーのシミ

質問者/ひろろん

今年の4月に、築1年超の未入居新築物件を購入しました。
契約前、内覧会でインナーバルコニーや軒天部分にシミを見つけたため、指摘したところ、HMからは「風雨吹込みによる表面の汚れなので、引き渡しまでに清掃をしておきます。瑕疵については新築同様、契約日から2年・10年の保証をします」と言われたのでそのまま契約しました。
引き渡し後、これらのシミが残ったままであったので、3か月点検の時に再度指摘をしました。HM側の回答は、「構造上重要な部分ではないため保証の対象外である。美観だけの問題で補修する必要はない。」と言われました。
こちらとしては納得ができず、今後問題になる可能性も考えられたので、原因追及をお願いし、後日、軒天材メーカーの担当者とともに再度調査をしていただきました。軒天材メーカー担当者の方は、何かの試薬でシミの部分(インナーバルコニー部分のみ)を検査し、「表面の汚れではなく、軒天材の裏から染み出た水分であるようです」と言われました。
後日、再度HM側でインナーバルコニーの軒天材の一部をはがし、内部を確認していただいたところ、「木材の灰汁が染み出たものかと思っていましたが、そのような形跡は見られませんでした。雨漏りの跡も確認できず、シミの原因はわかりません」とのことでした。HM側の最終的な回答は、「シミ部分を塗装でカバーする」という提案です。

こちらが心配していることは
・HM側は初め「この軒天材は木目調なので塗装はできません」と言っていたのに塗装を提案してきたこと
・塗装を受け入れた場合、本質の原因が雨漏り等であった場合、今後かえってその発見を遅らせてしまうのではないか
・インナーバルコニー部分は調査しているが、軒天部分は調査されておらず、また、外壁や軒先部分には白く粉を吹いたような箇所もあり、いずれ構造部分に悪影響があるのではないか
・軒天のシミは家の外周のどの方角にも大なり小なりみられており、また、同時期に同一HMから建売された近隣の住居にはこのような現象は見られていないことから施工時に問題があったのではないかということ
です。

一部の写真のみで、また立地条件など伝えられない部分もありますが、推測される原因、補修に関するアドバイスなどを頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
写真で見ると新築後における雨水のシミでではなく、取り付け前の段階(保管時の養生など)で付いたシミのようにも見えます。

雨水シミの場合は、目地違いの範囲にも及ぶ場合が多いからです。
上記のような要因の場合は、塗装仕上げでも大丈夫かと思われます。